プロフィール

私の嫁いだ山形市大曽根地区は、山形市の西部にあります。四季折々の蔵王連邦を背にした山形市街を一望出来る高台に位置し、人情味豊かな田園地帯です。

春野菜が出てきます。冬中、待ちわびていた味です。
桜を初め、さくらんぼや桃の色とりどりの果樹の花々が一斉に咲きほこり、まるで桃源郷。でも、夜の風は怖い。田んぼの中の我が家は、飛ばされそうな勢いです。
山形市は盆地なので、むし暑い。昼ご飯に食べる水ご飯となす漬けは最高です。
そして、稲の青々しさが、風にそよぎ美しい。
さくらんぼ、すもも、桃、すいか、メロン、おいしい果物一杯。
夏
秋
黄金に輝く稲穂。これぞ、米どころ山形。
ぶどう、梨、ラフランス、りんご。まだまだおいしいもの一杯。
陽も短くなり、日に日に寂しくなります。
水道の水も凍る様な日に、越冬用青菜漬け(せいさいづけ)の漬け込み。
このつらさがないと、おいしい青菜漬けが食べられない。
毎日の雪はきがつらい日々。今年も大雪かな・・・。屋根の雪が心配。
冬


山形県って?

 山形県は、東北地方の日本海側に位置しています。そして、私の住む山形市は、蔵王、鳥海、吾妻、飯豊、朝日、出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)等の山々に囲まれた村山盆地に位置しています。一つの県だけを流れる川としては日本一長い母なる川「最上川」が山形県内各地に自然の恵みをもたらしています。さくらんぼ、ラフランス、食用菊の出荷量は日本一。ぶどうは、日本で三番目。また、おいしい米の産地としても有名です。
 江戸時代の俳人、松尾芭蕉は「閑かさや岩にしみいるせみの声」を詠んだ「奥の細道」の全行程156日のほぼ三分の一にあたる43日間を山形県で過ごしたと言われ、昔からこの「出羽路」は日本人の心のふるさとだったのでしょう。


 今だ古きよき山形の生活が残るこの地で、昔ながらの山形の味を守りながら、本物のおいしさを求めて心を込めて作っています。
日本地図
 


素材へのこだわり

 おいしいお漬物を作るために、素材にこだわっています。
 「野菜は買って食べる生活」をしていた私が、「野菜は作って食べる」この山形市大曽根地区古館に嫁いで本当にカルチャーショックを受けました。新鮮な野菜には、その野菜本来の味が生きているのです。「とうもろこしは、朝どりをすぐゆでないと甘みがなくなる。」などこの地では当然のことを、全く知らなかった私。野菜の旬さえもよく理解していませんでした。そんな私だからこそ、この野菜のおいしさに感動したのだと思います。
 素材が新鮮でないと、本当においしい漬物は出来ません。なす・きゅうり・大根・青菜などの主な野菜は、信頼できる農家の方に委託栽培し、安心安全で、新鮮で味のいい野菜のみを使っています。また、私も義母や生産者に野菜作りも教わっています。
 この野菜があるからこそ、尚一層おいしいお漬物になるのです。
小山さんのきゅうり
きゅうり農家の小山さん

きゅうりなす新たまねぎ青菜
安心安全な野菜たち
きゅうりきゅうりきゅうりきゅうり
自分の手で育てた野菜はとっても愛しい。

 私が嫁いだのは山形市西部の田園地帯にある醤油屋でした。義母は、「漬物名人」で、近所の方から分けてもらった大量の季節の野菜を瞬時にしておいしいお漬物にしてくれ、私はその手際の良さと味にいつも感心していました。
 旬の漬物が食卓に出ると、主人は「うまい。やっぱり、母ちゃんが作るこの漬物最高だな〜」と漬物に季節を感じ、これが山形の食文化なのだと実感しました。子どもが生まれたのをきっかけに、今度は私がこの味を受継いでいかなければと思い、義母から少しずつ漬け方を教えてもらう様になり、いろんなコツがあることにびっくりしました。
 この「家庭で漬物をつける古き良き伝統」を絶やしてはならないと義母と二人三脚でこの活動を始めました。漬物の勉強をしていると聞いた親戚のおばさんや近所のおばあちゃん達が「おれの漬物も覚えてくれ。誰も興味をもってくれなくて。さとみちゃんに教えたい。」といろいろ教えてくれました。
 ですから、私の漬物は、私の母達、親戚のおば達、近所のおばあちゃん達、そう大曽根地区、山形市、村山地方に伝わるみんなの知恵の結集なのです。


新関 さとみ プロフィール
新関さとみ


新関さとみ(にいぜき さとみ)
さとみの漬物講座企業組合 理事長

〒990-2374 山形市大字古舘31番地
TEL&FAX:023-643-2513
 ・横浜市に生まれる。父のUターンのため、山形県天童市に移転。山形県立山形西高等学校卒業。清泉女子大学スペイン語学科卒業。大学、OL時代を東京で過ごし、28歳の時、Uターン。平成7年山二醤油醸造に嫁ぐ。 
 ・平成12年より漬物の販売を始め、平成13年秋より、4年間ケーブルテレビ山形にて「さとみの漬物講座」を放映。番組で紹介した漬け物は約70アイテムにのぼる。
 ・平成15年8月に県知事の認可を受けて、法改定後県内第一号の、女性だけの企業組合を義母、伯母、実母と共に立ち上げる。
 ・平成17年11月、「さとみの漬物講座」レシピ本発刊、初版3000部半年にて完売のため、増刷。伝統的なものから新感覚なものまで、少人数の家庭でも食べきれる量の四季折々のレシピが大好評を得る。
 ・平成19年10月 全国商工会議所女性会「第6回 女性起業家大賞」特別賞受賞。東北では唯一の入賞者となる。漬物事業の総合化を評価された。